平和を愛する諸国民

「われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会」ではなく、

残念乍ら未だにそれらが世界各地で頻発しているからこそ、戦争や内乱、テロが全く減らないどころか、最近では寧ろ増えつつあると言えます。 余り語られませんが、実は最も注目すべきは「われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであつて」という部分です。
軍事的観点から言えば、自国防衛のみしか考えない我が国の現状こそ、実はこの前文で禁じている「自国のことのみに専念して他国を無視」の状態になっています。 冷静且つ客観的に現在の世界情勢を睨んだ上で、日本国憲法の掲げる崇高な「大方針」を全うしようとするならば、先ずは「平和を愛さない国」や「公 正と信義を有さない国」、「専制や隷従を有する国」「圧迫と偏狭を有する国」に対し、我が国は「それらの国を無視して、自国のことのみに専念することな く」対処しなくてはならないということになります。