チャレンジ精神

自己の精神の安定感や自由の実感を失わない人もいるわけですから、理想の追求と現実の受容との折り合いをすんなり付けられる人、観念的な 世界と自己の解釈よりも現実的な生活行動に価値を感じられる人のほうが、平穏無事な人生をまっとうできるのではないかと思います。

まぁ、チャレンジ精神が横溢している人やリスクを背負う探究心が旺盛な人が、現実社会の政治経済の新基軸や技術的なイノベーションを牽引していく わけですから、『既存のパラダイムを支える役割』と『新たなパラダイムを構築する役割』という歴史的な役割分担が、人生の各段階を経ることで半ば自動的に 行われているのかもしれません。

どのような立場にあっても、人間は己が自由と思っているほどには自由ではないわけで……マルクス的な文脈でいえば、下部構造(経済的な生産基盤)がない上部構造(政治・思想・学術)は空理空論であり、上部構造がない下部構造は無秩序な混沌であるといえるでしょうね。